サーマルリサイクルとは
循環型社会の形成に向け、近年リサイクルに対しての注目が集まっています。
一口にリサイクルといっても、いくつかの種類があることをご存知でしょうか。
サーマルリサイクルとは、マテリアルリサイクルや、ケミカルリサイクルと並び、近年研究が進んでいるリサイクル方法のひとつです。
廃棄物から熱エネルギーを生み出します
サーマルリサイクルは、廃棄物から熱エネルギーを生み出し、再資源化する方法です。
ゴミを焼却する際に発生する熱を取り込み、冷暖房や温水などの熱源として利用するのもそのうちのひとつです。
ダイオキシンの抑制にも貢献
サーマルリサイクルは、廃棄物を燃焼させるため、最終的に残る廃棄物を低減することができます。
廃棄物がカタチとして残らないので、海洋投棄や埋め立てなどが減り、自然環境への悪影響を緩和。
また、廃棄物処理場で行われる焼却処理は燃焼温度が高く、廃プラスチックからのダイオキシン発生を抑制する効果もあることが知られています。
サーマルリサイクルの課題
サーマルリサイクルは、「焼却することでリサイクルとなる」という認識を生む可能性があります。
そのため、リサイクル手段としては不完全という指摘もあります。サーマルリサイクルをうまく活用するには、マテリアルリサイクルなど他のリサイクル方法と組み合わせることが大切なのではないでしょうか。
弊社では、サーマルリサイクルとマテリアルリサイクルの両方に取り組んでおり、双方の利点を生かしたリサイクル体制を整えております。
参考
- ■マテリアルリサイクル
- 廃棄物を同じ製品あるいは素材として再利用することをいいます。
ペットボトルのリサイクルや再生紙などが、この方法です。マテリアルリサイクルの課題として、リサイクルを繰り返すことにより品質が低下することや、マテリアルリサイクルに適さない廃棄物があったりすることが挙げられます。 - ■ケミカルリサイクル
- 廃棄物を化学反応によって分子の段階にまで戻し、新たな化学原料として再利用することをいいます。
たとえば、プラスチック製品の油化や、ガス化などによる化学原料化などがあります。

